2022-01-01から1年間の記事一覧

10月、焦燥。やがて逃走。

10月 焦燥 やがて逃走 過去も未来もないような デジャヴみたいな10月が 廃ビルの屋上で 秋風に髪なびかせて 僕に背を向け立っていた 10月 焦燥 やがて逃走 いつかの記憶の中で 影になった僕らは 互いの顔も見えない黄昏時に 創作みたいな室外機にもたれて な…

矢豆 可可欠 (8首)

昨日から今何問目?を解くために数えてたのに出ないんですが セリフのない友人Cに生まれても七面鳥を囲んで乾杯 満面の笑みで腹パン食らってるそれで時々血を吐くわたし スプーンで味噌汁を飲んでいる時 (あの美術館の名前はQ) インフルに罹った朝を看取った…

コンフュージョン

俗物にはなるものかと 足掻いてあけぼの 読みかけの太宰治 温みと時価総額の隙間 死に損ない専用車両 退廃的アフォリズム デスクトップ マウスカーソルが決める未来 電子掲示板 中止のライブ 雨天決行 無観客試合 サブスク インプレッション 混迷と隣人愛 エ…

追憶

人生何度目かの この感覚 以前のことなど 覚えていない 憂鬱に不釣り合いな 生ぬるい風 桜散る河原に 誰かの生霊 どうやら行かねば ならないらしい 団地の生活感に 急かされる僕は 足早に向かう どこかへ向かう どこへ向かう さようなら 思い出 別れは追憶 …

鯛獲る!←タイトル

俺は暇になるとすぐ鬱病が悪化するし、鬱病が悪化するとすぐにポエムを書く。 斯くしてこのきもいブログは着々とそのキモさを増している。 残念ながら全てのポエマーは鬱病の暇人であり、「空っぽな奴ほど詩を書きたがる」という言葉もまた疑いようのない事実…

いつかこの詩を攫う風

初冬の風が撫でるコンビニの駐車場 投げ捨てられた缶ビール 僕が視線を落とす訳は 未だ自身も知らない 「こんなはずじゃなかった」って どの面下げて言ってんだ 赤信号に苛立ち 今日も世界に舌打ち 絶対的な星空 僕が抱いてる気まずさ 相対的な僕らは「死に…

平和じゃないのが文学だ

幾度目かの微睡みの後に ふと目を覚ました午前二時 煌々と照らす電灯 唸るパソコン 乾いた喉 言い知れぬ不快感 平和じゃないのが文学だ 寝ぼけまなこで目を擦り ネットニュースにテレビに新聞に 人の生き死に憂慮して 冷めたコーヒー啜ってる 平和じゃないか…

2月

大抵、こういった月(month)をタイトルにするタイプのブログというものは月初に書かれるイメージがあるんだけど、今回は些細な反骨精神を尊重して2月も終盤の24日にこのタイトルでブログを書く。 2月、あっという間だった。よく、「2月はあっという間だよね~」…

最近のダジャレ発生プロセスとそれに対する悲観的思考。

毎日ダジャレ生活というタグを使い始めてからもうすぐ4年が経とうとしている。 お察しの通り僕はダジャレが好きだ。 そして突然のお知らせだが推敲するのが急にめんどくさくなったので以下の文章は一切の推敲なしで綴っていく。 最近自分のタイピングが遅い…

ポエティックディストラクション

ポエティックディストラクション 格安な確約 虐殺と滑落 剥奪の数々 空っぽな僕らが 空っぽなままで 徐ら書く詩に 価値なんてあるものか ポエティックディストラクション 消毒の広告 のうのうと恍惚 妄想も尊く 憂鬱に人生を 明け渡した夜 追い出された僕は …

かたんかたんかたんかたんか

新年がくだらないねと笑うからその気になって殺される僕 I love you.思ってないよほんとだよちょうど5文字の英語探してた そこにある僕のパソコンパソコンかなゲーム機かもなそれかツイッター イヤフォン 君の声だけ咀嚼したら消えてしまうよ 果物みたい メ…