ママキンは誰にも奪えない

 

朝が来る。朝が来ると、死にたくなる。始まりの予感に頭痛がする。朝日に照らされるのが気まずくてたまらなくなる。全部をやめてしまいたくなる。

これまで、「死にたい」って言葉をあまり選びたくないと思ってきた。なぜなら、俺はたぶん、まだ死なないからだ。そういう人間が、「死にたい」と言ってしまう軽薄さは、ただ軽薄に生きているだけの人間のそれを優に上回る。だから、なんとなく言葉を選んできた。消えたい、だとか、やめたい、だとか。本質的には「死にたい」と言っているようなものだけど、〈死〉という言葉を避けてきた。それが誠実だと思っていたし、正しいと思っていた。

でもどうだろう。俺がこういうスタンスを取ることによって、誰かを窮屈にしたり、誰かが「死にたい」と言うことによって少しでも気が楽になるのを憚るようになってしまったら、それはきっと俺が望むことじゃない。人は別に軽薄でも不正解でもよく、少しでも楽に生きれるなら言いたいことは言うべきだし、少しでも楽しく生きれるならやりたいことはやるべきだ。だから、俺はもう少しだけ軽率に「死にたい」と言うことにする。死にたい。俺の人生はそこそこ辛く、生きているのは苦しい。そう言ってしまっていい。正しさや極端な内省という呪いからの解放が必要なのは、俺自身のためはもちろん、周りの人間のためでもある。だから、俺はもう少しだけ身軽になる。本当に大切なものを落としてしまわぬように。

 

前にバイト先の店で他の客と殴り合いの喧嘩になりかけていたヤバいおばさんがまた店に来ていた。(この人出禁になってないのかよ...)って思ったけど仕方なく接客してたら案の定話しかけられて(俺はこのおばさんにめちゃくちゃ気にいられている) 、なぜか耳打ちしてきたから何言われんのかなって思ったら、「あなた可愛いわね。犯したいわ。」って言われて、流石にセクハラが常軌を逸し過ぎていて笑った。もう来ないでください。

かなりの頻度で会う、アル中で様子がおかしくなっている人にバイト中、「〇〇くんはここでバイトしてるの?」って聞かれて怖かった。そうじゃなかったら俺は今まで何をしていると思われてたんだ。でも、そんな状態なのに、初めて会った時に1回名乗っただけの名前をずっと忘れずに覚えててくれて嬉しい(酒飲みの記憶力は基本的に終わっているため)。俺が何者かなんてどうでもいいですよ。お兄さんに幸あれ。

 

新宿で飲む機会があったんだけど、銀だこの隣に飲み屋が隣接してる、銀だこハイボール酒場みたいなところがめっちゃよかった。初めて行ったんだけど、まず銀だこを食いながら酒を飲めるのが良すぎる。あと安い。色んなところにあるみたいだからまた行きたい。そのあとは適当なカラオケバーに入った。カラオケの点数の上2桁でゾロ目を出したらテキーラを飲まなければいけないとかいうゴミみたいな店ルールがあって、一緒に行った人がゾロ目出しまくってて面白かった。

早朝にラーメン食べて帰った。麺処にしき、美味しかった。ちゃんと美味いラーメンなのに、場所柄か営業時間がバグっているので飲んだ後とかにおすすめ。

 

準備にあんまり参加してない大学のグループ発表に、申し訳なさそうな顔をしながら出席した。みんな本当にありがとう。あとは、提出期限2分前にレポート提出に成功して、脳汁が出た。みんな本当にありがとう。

 

死にたいって言われたときに、なんて返したらいいのか分からなくなってしまった。死んじゃダメだとか、死ぬなとかは、多分、当人はそんな言葉望んでないんじゃないかと思う。でもだからといって、死んでも良いよって言うことはできない。どうせ死なないのだから、死んだって良いって言ってやるくらいがちょうど良い慰めだ、みたいな気持ちにもなれない。嘘はつけない。友達が死んだって良い訳がないから。でもでもでも、人には死ぬ権利があるというのも、また事実だ。いくら大切な友達とはいえ、他人が死のうとしているのを止める権利は誰にも無いんじゃないかなとも思ってしまう。

だから、「死んでもいいけど、君が死んだら俺はとても悲しい。死んでもいいけど、君が生きてくれたら俺はとても嬉しい。」くらいが、もしかしたら嘘もなくて且つ、最大限正しい返答になるのかもしれない。でも、こんな怯えた言葉で何かが変わるんだろうか。正しさと嘘の無さを追求した言葉に、本当に人を思う気持ちは宿るんだろうか。俺は馬鹿だから、相手が大切だったら、「俺が最高の人生を見せてやるから、俺についてこい」くらい、意味も分からないし無責任なことを言ってしまうかもしれない。自分がいちばん迷子なくせして大口を叩くから多分上手くもいかないし、相手に普通に気を使わせるだけだと思う。でも俺は馬鹿だから、相手に気を使わせてでも現世にへばりついてくれたら、それで嬉しいなと思ってしまう。

誰に宛てるでもないからあえて言うんだけど、死んでもいいけど、君が死んだら俺はとても悲しいし、死んでもいいけど、君が生きてくれたら俺はとても嬉しいし、死んじゃダメだし、俺が最高の人生を見せてやるから、俺についてくればいいし、人は別に死んでもいいし、死ななくて良かったと思う日がたまにはあるということを伝えたいし、人には死ぬ権利あってそれは誰にも侵せないし、死ぬな。

 

結局俺はここにいる。ほんとうに楽しい詩を書いて、わけのわからない文章を書いて、ママキンだとかセイキンだとか丸亀製麺のトレイだとか言い続けている。よかった、安心した。ママキンは誰にも奪えない。

カラオケで69点とった人が、卑猥だとか言われてテキーラ飲まされてたときも、知らないホストがエアリズムを変形させて着て、オフショルごっことか言って冷笑されてたときも、俺はここにいた。だから大丈夫、大丈夫だよ。ママキンは誰にも奪えない。

 

 

 

 

 

振り子

 

温い部屋の中 ダストトレイルは1.3倍速で振り子を揺らす

音階・のべつまくなしに黒鍵が白鍵にぶら下がって

二番手が未来を願うとき 一緒に走ろうね 

歯をギザギザに描く 乳歯ってなに?

 

バランス 以前・以後 その中点でしゃがみ込む

或いは、その極東で ささくれを切断して

わずかな流血を背に 多量の鮮血を見る

ヒーローインタビュー、水曜日、不燃ごみ

 

放物線状のグラフに立つことが反逆と認められたとき

ようやく私たちはルールブックを手放す

金曜日の次が月曜日になったとき

私たちの反転は初めて誠実とみなされる

法律はリズム その裏拍で、少しずつ人を編む

 

耳元で予約済みのお客様が、真空にヒビをいれました

おはようございます・スポイト・排他的経済水域

正解の道に血は流れますか? はい→(道…?)

広告のゲームにすべてを暴かれて、人相

人相!?人相。人相!?人相!

ようびかんかく(曜日感覚) 奴隷(または) 狼煙(抵抗の)

 

たんすから、春を取り出す いくつも取り出す

たんすから、夏を取り出す つつましく取り出す

たんすから、秋を取り出す 冬を期待して

たんすから、冬を取り出す 街頭が引っかかる

街頭 冬には、街頭がある 街頭が、冬を急かす

「振り子は、季節を急かせない」

(心は、むしろ振り子によってのみ急かされる)

 

きりひらく 振り子のリズムで

きりひらく 淡々と、一定の温度がすべてを壊す

きりひらく ワン!という音をたてて

(すべてが崩れていく)(本当に嬉しい)

きりひらく 淡々と、一定の温度がすべてを壊す

 

あなたがやがて戻ってきたとき

私は額に大きな傷を作っていて

「これも振り子だよ」

と言うだろう

そのとき、季節がどれだけ速度を落とすかは知らないけれど

「この映画は母親のメタファーだよ」

と言う時間くらいはあるはずだ

緑色のゼリーは食欲を削ぐ

これまでのすべてを無駄にするくらいに

 

 

 

 

誰も知らない

 

しかし、回すツマミは冷たくて、天井がある つまっていて、ノイズが、ノイズが それは、言葉の本当の重さを知っている人のみです、うるさい、書けない 生きるために書く、リストカットをしているようなものだ、これは、ほとんどそれと同じことをしているようなものだという自覚から、その幼児性か、あるいは、違いが分からなくなってきて、露出狂みたいに書くのをやめたら?やめたらいいんじゃないですか?って、普通の人は、普通に言う その人に会いたい おめでとうって言いたい 金魚を飼いたい それくらいで、ようやく歩き方が分かってくるだろう シマウマに乗る準備ができている人はいない、乗らないと思っているからね、シマウマには 馬ならまだしも 誰の言うことも聞かないでほしい、おれを含めて 猫を飼う そのときは、おそらくまだ歩き方が分かっていないだろう、金魚を飼う時は、分かっている そうですよね?だれか、そうですよって言ってね さもなくば阿るよ 阿るってなんだと思う? それに、カバについて学ぶ準備が出来ている人はいない、 学ばないと思っているからね、カバのことは ゴリラならまだしも

 

朝日にめくられて、全部を思い出した。例えば俺が、アーサー王に仕える円卓の騎士だった頃のこととか、桃から産まれたこととか。夜がそれを隠してたことに腹が立ったのか、それとも朝日に暴かれたことが面白くなかったのかは分からないけど、とにかく書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて、でも、書いても書いても書いても書いても書いても書いても書いても書いても書いても書いても書いても書いても、なにひとつ分からない。ひどく寒いけど、俺は、ひどく寒いです、という権利を持たないので、袋おねがいしますとだけ言って慎ましく丸亀のトレイと横にズレたりしている。丸亀のトレイと横にズレていない時も、丸亀のトレイと横にズレている時みたいに生きているから、丸亀のトレイと横にズレている時も、丸亀のトレイと横にズレているという感覚があまりない。ノイズが、しかし、ノイズが、つまっていて、出てこない、出てこない。スピーカー 飴 エアコン 公園 団体 バイク 郵送 アナリティクス 虹 虹 虹 シンクロナイズドスイミング カナリア 勃起 シロアリ 勃起 ニシン 小手先。竜巻が、ぐるぐるぐるぐるぐる だまってぶるぶるしている、体が ひとりでどこまでも行く でも、ひとりにはしない ポリネシアン禁酒3日目 アクリル板越しに酒を見る エロい人、エロい人、エロい人 工場見学の床にほおずり、1万文字でダメなら10万文字書く 10万文字でダメなら100万文字書く 穴を掘る、寝る きっと忘れないでいる 救いたくはない 元に戻したい ノイズが 天井、天井、天井、また階段を降りる、今日はどこにいる?ユーフォニアム モニター キーボード 元に戻す なにも輝かなくて済むように、元に戻す 誰も偉くなくて済むように、元に戻す 生きるために笑う、笑う 本当に楽しいように、勃起 カナリアが鳴いている 夏に雪が降ればいい 頭痛、コンタクトレンズが乾燥して、ボディランゲージ、体力テスト ノイズが、書けないけど、つまっていて、大丈夫、大丈夫だよ 分からないことが分かりましたとかいう結論には決して至らずに、血を流す 血を流している人は無菌室に入れない

白い図書館

 

こればかりは仕方がないから人を殺す 鮮血がとぐろを巻いて、巨大亀・空を切り裂く(見ていた) フィラーという言葉を最近までは私しか知らないはずだった(敵はここにいます「敵はここにいますか 星の王子さまは死んで、その輝きを頼りに私たちは星を目指すが(或いは) 手の届かない吊革があったら即帰宅 なかったら猫 (絶対値におつかまりください)

メタファーとしての没落を望む猛禽類(共犯者募集) その予防線への理解・破壊を携えて千鳥足 ここにいてもいいんですか (共犯者募集) オブスキャランティズム・昆虫・カンブリア爆発 建築家が仕上げに触った壁を、蒸れた数億年の終着点にする (敵はここにいますか) 共犯者募集。文体は言文一致体が望ましい。

アコースティックな扇動に犬が駆り出されていて あくまでたのしいまま苦笑する(14歳・17歳) 吠える 逆算された遠吠え 人型の彫刻が空気を彫り返す(鋭く乾燥している)

あなた方の犬を除いて、犬は好きじゃありません と言える人たちだけが、白を基調とした図書館の螺旋階段をのぼることが出来る [敵はここにいます[いますか) おそらく、コンビニエンスストアには繋がっていないだろう(!)

階段の上の方から、陽光がまぶしい 白に映える 目を細めて、それをハーフロックで飲み干す (!(! 知らない人の家を尋ねたこと、あります?(敵はここにいますか) Kindleがとても遠いところにあって、手が届かないので私は頭の中でページをめくる想像をする (替え歌を作っているとき) 次々めくると、徐々に画面が発光しだして、やがて私はまたあの図書館に行ける (寿命の触り心地?) この階段から落ちたらどうなってしまうんだろう。(敵はここにいます)(敵はここにいますか) これらの本は、この世界の人が書いたものではない。共犯者募集。気が触れている方が望ましい。

腕がちぎれて、私たちは大いに泣くが

(その場合、泣き終わることがなにを意味するのか) (ちぎれたことがある人にしか分からないだろう)

右腕が無い それでも、また生えてくるくらい祈る(日陰に花が咲いた) 生きるために笑う 私たちが死体を引きずらないために笑う(りんかい線の駅名)(敵はここにいますか 熱湯が白い床一面にこぼれていて、その床は硬い(冷たそうなので) 恋愛詩の対象になりそうなものたちから、ひとつずつ身ぐるみを剥ぐ (蓋をされた上から恋愛詩を書く・沸騰する) 

黒板の消し忘れが影に入る 上階から聞こえてくるピアノの演奏が、自らの役割を自覚しているから 少し腹が立って、 (対して、色見本は無自覚である) 私は無自覚な振りをして花瓶を床に叩きつける (白波の抑揚)水がリノリウムの床一面にこぼれて、その床はやわらかい (暖かそうなので) (敵はここにいます) (敵はここにいますか)(!)(!)(!)共犯者募集。絶望していることが望ましい。

終わることのない階段を上る。やがて、それが夢だと気付く (人が出てこない夢・しかし最も勇敢である) 足を止める。本棚を眺めて、無作為に1冊の本を手に取る。 (敵はここにいます』中を開くと、あるページ一面に、鉢に植えられた植物の絵が書かれている。知らない植物である。(敵はここにいます(敵はここにいますか)(、、、) 次のページにはシマウマ、次のページにはトビウオが書かれている。(洗い流されていた、その無機質さ) 蒸れた数億年が、そこにもまた終着しているのを見て、私は自分の夢に物語のはじまりと、そして終わりを見る。(敵が進軍しています)(進軍していますか)

その白い図書館の全貌を確認することもなく、私は気付けば、やけに街灯の少ない田園を歩いていた。 (自分の身長以上のところにある空気を信じない) 

(敵はここにいます)

(敵はここにいますか)

街灯と街灯を結ぶ線の途中で、小さなオーロラが私の鼻をくすぐり、(ホームドア・アラスカ・にじさんじ) 私は白い図書館に入ろうとしていたのではなく、白い図書館から出ようとしていたのだということに気付く。(敵はそこに『いますか〉猫、かわいいので紙幣になった。地獄の底でそんな噂が飛び交うとき、私たちが再び笑うための準備が整ったのだと、(犬?) そう思った。(敵はここにいます(敵はここにいますか) 

 

26.7.2

 

結局、悔いの残らなそうな方を選んでも、正しそうな方を選んでも、他者の気持ちを尊重する方を選んでも、後悔は避けられない。当然、他人をコントロールすることは出来ないし、その権利は誰にもない。だから、自分の行いを後悔すること自体が傲慢とも言える。俺たちを唯一コントロール出来るものは、残念ながら悲しみと、そして悪意だけだ。楽しさでは悲しさに勝てないし、善意では悪意に勝てない。たまに心配されるんだけど、俺はむやみやたらに人の悲しみを背負うつもりもなければ、背負っているとも思っていない。俺はただ、楽しく笑って生きていたいと願い、そう試みようとすることが俺たちにとってどれだけ難しいことかを知って、絶望して、暗闇に「俺たちは無力だ」と叫び続けるくらいしかやることもなくなって、でもそこでしか上手く呼吸も出来ないから、仕方なくそうしているだけだ。

 

働いてる店でいつも会う常連の様子が、先日は明らかにおかしかった。店主曰く、その人は重度のアル中になってしまっているようで、幻覚・幻聴・被害妄想などの症状がかなり出始めているらしく、終始わけのわからないことをブツブツ言っていた。まだ32歳なのに。確かに会う度におかしくはなっていってたけど、その日は輪にかけて様子がおかしかった。刺激しないようにして、なるべく早く帰ってもらおうと店主に言われて、その人の話に相槌を打つだけの時間を過ごした。その人は、複数人用のテキーラショット12個タワーみたいなやつを一人で頼んで一瞬で飲み干したりしていて、明らかに正気ではなかった。「はるとくん、もしもの時は俺の事助けてくれるよね?」とか聞かれて、なんの話かも分からないし、なんて返したらいいかも分からなかった。

その人は前から、仕事とかお金のことですごく悩んでいて、明らかにアルコールに依存していた。店主はいつも、なるべく早く帰らせようとはしていたんだけど、なかなか扱いが難しいレベルにまでなってしまっていて、それも厳しい感じだった。まだ5回くらいしか会ったことはなかったけど、その人はいい人だった。バイトに入ったばかりの俺のことを気にかけて結構話しかけてくれたし、何杯ももらった。だから、そんな人がこんな風になってしまうのをみるのは悲しかった。

小学校低学年くらいの子供を3人連れた男女が来てたんだけど、0時過ぎくらいに子供だけで先に帰らせようとしていて絶句した。流石に注意して、そのまま全員で帰ってもらった。まず、そんな時間まで小さい子供を連れて店にいるのがおかしい。その子連れの女性の方と話したとき、「新しい人ですか?ここ、客層終わってるから気をつけてね」って言われたんだけど、終わってんのはあんたらだろ。

 

最初にも言ったけど、俺はむやみやたらに人の悲しみを背負いたいわけじゃない。それは俺というよりも、俺の周囲の人の心労になる。それはここ何年かで痛いほど理解した。自分を大事にするのは、人のためでもある。でも、仕方がないときもある。

 

俺のこのスタンスが、周囲の人を窮屈にさせてしまってるんじゃないかっていう不安が常にある。俺が勝手にやっていることなので、本当に気にしないで欲しい。やらないと気が済まない病気だからやっているだけで、この感性が通念上正しいとも思っていない。むしろ、誰かに「考えすぎだよ」って言われたいのかもしれない。俺の好きな人たちは、そのままで俺の好きな人たちだし、たとえ色々変わっていったとしても、芯が変わってなければ俺の考えは変わらない。俺は変わらずアホなままだし、ここにいる。どうか、楽しく生きよう。

 

 

毒薬

 

虹が降る 乱反射する人の存在感 ひとつが消える

邯鄲を読む 夢を見る 僕の存在感 ひとつが壊れる

セロハンテープ 垂れ下がる 明日を今日みたいに

浮遊する臓器 縦に横に揺れて 頭から蒸発

毒薬 僕が僕として生きるために僕を捨てる

 

全員死んでください そうしたら

斜視とロックンロール ドラム缶 発火

僕だけは生きてください または

熱湯からなる深海への潜水 暗い 母親の逆

それなら僕も死んでください 及び

都市を丸める 少しでも手触りを良くする

毒薬 僕が僕として生きるために僕を捨てる

 

駅を中心に渦をまく 街は暗い スーツが歪む

制服が歪む セーブポイントが歪む

だれも上を見上げないのですが...

上には巨大殺人兵器が...ありますけど...

ひとりが死ぬ ふたりが死ぬ

ひとつが壊れる ふたつが壊れる

毒薬 僕が僕として生きるた

 

お薬手帳 待合室 嘔吐 入口の観葉植物

猛禽類が見えたら即入院 「虹が降ったら?」

「虹は降ります」「ニーチェの発狂」

行きたいところへ勝手に行けで即入院

どこにも行かないでくれで即入院

毒薬 僕が僕とし

 

命のありか 夢のありか 愛のありか 人のありか

スプリンクラーで寿命の散布 田園のバイタリティ

居住区に埋め込まれた公園があまりにも人為的で

ため息は水道を逆流して消えた だから水道は怖い

「水道水が不味いのは、僕らのため息が逆流して

いるからです」で即入院

毒薬 僕

 

全てを信じています

全員を信じています

その輪郭をなぞって その頬を触って

はじめてこの信頼は結実する

それまでの間は

なにひとつとして信じておらず

誰ひとりとして信じていません

その間に

たくさんの人が死にました 

さようなら

でも、まだここに立つ 性懲りも無く

毒薬

まだここに立つ 性懲りも無く

毒薬

まだここに立つ 性懲りも無く

毒薬

まだここに立つ 性懲りも無く

毒薬

毒薬

毒薬

毒薬

毒薬

毒薬

毒薬 僕が僕として生きるために僕を捨てる

 

 

 

 

 

26.6.25

 

家にいたら、前によくしてもらった元詩人志望のおじさんが店に来ているとのことで、マスターがわざわざ連絡してくれた。

店に着いたら、他のお客さんからも「お!お待ちかねの」みたいな雰囲気を出されて恥ずかしかった。一杯目奢ってもらって、詩の話とか俺の近況とかを聞いてもらった。(店の名前)文学部発足だね、って言われて、文学サークルや愛好会じゃなくてですか?って聞いたら、それらは響きが軽薄だから違うって言われて面白かった。

前会った時に、俺くらいの年齢の人が直面する、ある種通過儀礼的なニヒリズムをどう乗り越えるか、みたいな話をしたんだけど、そのときにおじさんが「自分の好きなことや、やりたいことに没頭するのがいい」って言ってて、それについて「あの偉そうなアドバイスは後から考えれば軽率だった。あの後、僕はとても反省した。今は、何かに没頭することのその先、没頭している自分を好きになることが大事だ」って言ってきた。

俺は、ニヒリズムを打破する方法のひとつとして、没頭することは正しいと思っていたから、「俺は〇〇さんに会う前も会った後も、何かしらに没頭することで眠れない夜をやり過ごしてきました。没頭せよ、というアドバイスは決して軽率なんかじゃないと思いますよ。」って返したら、いたく感動されて、見たことないくらい優しい目で俺を見ていた。いいおじさんである。

良かったら君の書いた詩をみせてくれないか?って言われて、『金魚』と『ポエティックシンドローム』を見せた。めちゃくちゃ褒めてくれて、この散文的な連と情緒的な言葉を並べたリズムの良い連を織り交ぜる構成が面白いね、って俺が意識していた部分に気付いてくれて嬉しかった。マスターが、よかったら壁の空いてるところにでも飾る?って言ってきて流石に断った。何者でもない奴の詩を飾るのは草

最近飲み屋でバイト始めたって言ったら、めちゃくちゃその店に来たがっていて、少し困った。悪い店ではないんだけど、安いのもあって、時と場合によってはかなりカオスな店なので、そういうタイミングにぶち当たって不快な思いをさせてしまうのは避けたい。マスターも俺のバイト先の雰囲気は知っているので、一緒にやんわりと止めたんだけど、結局店の名前は教えてくれって言われて教えた。

色々話して最後に、「これからも、言葉や思想を突き詰めていきなさい」って言われたから、「俺が言葉や思想を突き詰めようと試みたり、内省的に振る舞うことで、周りの人に窮屈な思いをさせてしまうことがある」って言ったら、「それはそうだと思う。君の理知的で誠実なところは素晴らしいけど、それが人を窮屈にすることはある。だからこそ、いつでもアホになれるバランス感覚を持ちなさい」って言われて、(それはそうだよな...でも俺って大半はアホだよな...)って思った。

「それは本当に大事なことだと思います。でも俺は大抵アホですよ。だからこそ自分の範囲内でアホではいたいけど、無理してバランスを取ろうとすると、それは相手に無理が伝わってしまう。俺の友達は、そういうのを見破ってしまうような人たちばかりだと思います。」って言ったら、「それは素晴らしい友人たちだね」って言ってくれた。おじさんは、また招集するからね、って言って帰っていった。

結局知ってる顔ばかりが残って、だらだらしてた。なんか働き始めた店の名前をやたらと聞かれたから答えてたら、みんな「あー...あの人のところね...」みたいな反応をするので笑ってしまった。今度、俺が働いてるときにマスターと何人かが来てくれるみたいで、店主に圧かけておくよ、とか冗談で言ってて笑った。 

 

そういやAPEX、今スプもダイヤ行けた(連れて行ってもらった)。ここ数ヶ月はゲームをする気になれなかったんだけど、見返してみれば途切れずにダイヤには行き続けていて、意外にやってたんだなって思った。なんか面白いゲームないかな。最近はゲームやりたくはあるんだけど。

 

これを書いているのは、授業中なんだけど、今めちゃくちゃお腹が鳴り続けていてマジで恥ずかしい。なにも食わないで出てきたからだ。お腹空いた。